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頭痛について

当院では頭痛に対して、頭部の筋肉である側頭筋や前頭筋、首周辺の板状筋や胸鎖乳突筋、肩に繋がる肩甲挙筋など局所の筋肉を緩めると共に全身にマッサージ治療を施し、自律神経の安定をはかります。自律神経のバランスの崩れが、神経や筋肉の過緊張、血液循環の不均衡を引き起こすと考えるからです。
筋緊張型頭痛か偏頭痛かで治療の順序や刺激の強さに違いは出てきますが、どちらの治療も全身のバランスを整えることを治療の第一目的とし、カウンセリングをしっかりと行い、症状や患者様の体質に合わせた治療を行っていきます。お気軽にご相談ください。

症状がなかなか取れない方は、鍼灸治療やカイロプラクティック、足ツボ療法との併用治療も大変効果的です。

マッサージする主な筋肉

僧帽筋、肩甲挙筋、板状筋、後頭下筋郡、胸鎖乳突筋、斜角筋、側頭筋

頭痛の種類

頭蓋骨の内側の血管、硬膜、くも膜、脳神経や、頭蓋骨の外側の血管、筋肉、筋膜、脳神経などが刺激されることで生じる痛みです。
頭痛はいくつかの種類に分類することができます。

筋緊張型頭痛 (首・肩こりからくる頭痛)

【症状】頭重感、被帽感(きつい帽子をかぶっているような感覚)

首周辺の筋肉、特に僧帽筋や胸鎖乳突筋などの緊張により、脳への血流が不足して起こる頭痛です。首の後方から後頭部にかけて板状筋や後頭下筋群・僧帽筋が緊張し、頭全体に、重いような、頭を締め付けられるような痛みが出現し、肩甲挙筋の緊張で増悪します。首・肩を暖めたり、横になって首・肩の筋肉の負担を減らすと痛みが軽減します。

【原因】

長時間のデスクワーク、姿勢の悪さ、マクラが合わないなどにより、首、肩、背中の筋肉に負担がかかります。これが習慣化してくると筋肉の血行不良と過度の緊張が起こり、緊張型頭痛を引き起こします。
人間関係のストレス、仕事のプレッシャーなども神経や筋肉の緊張を高め、緊張型頭痛の原因となります。

片頭痛

【症状】拍動に合わせた頭痛、閃輝暗点

こめかみあたりの血管や脳の血管が拡がり、血流が増える事で、そのまわりの神経を刺激して起こる頭痛です。前兆として、視界に急に星のようなキラキラとしたものが見え始め、視界の一部が遮られる閃輝暗点という症状があります。また、あくびやめまい、情緒不安定を前兆として感じる場合もあります。

主に片側のこめかみあたりにズキンズキンと、血管の拍動にあわせた痛みが出ます(両側に出る事もあります)。光や音、においに敏感になったり、体を動かすと頭痛が悪化したりします。女性に多く、慢性的に繰り返す頭痛です。

血管の拡張を抑える為にアイスノンやジェルシートで痛む場所を冷やし、暗く静かな場所で休むと痛みが軽減します。コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインは、血管収縮作用があるので効果的です。

【原因】

頭の血管が拡張し炎症を起こして、周囲の神経を刺激し痛みが生じるといわれています。その誘因は様々で、季節の変わり目や室内外の急激な温度変化、女性ホルモンの変動、ストレスからの開放などがあるといわれます。また、まぶしい光、赤ワイン、チョコレート、チーズ、ナッツなどの飲食物も誘因になるといわれています。

その他

薬イメージ1この他に、すぐ病院にかかった方がよい危険な頭痛があります。

くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、硬膜下血腫、髄膜炎などです。 急に症状が出て、普段と明らかに違う頭痛、激しい痛み、バットやカナヅチで殴られたような強烈な痛み、ろれつがまわらない、麻痺やしびれ、けいれんなどの症状が出現したらすぐに病院へ行き、検査を受けられてから治療に入られることをお勧めします。

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