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子宮内膜症について

子宮内膜症イメージ 子宮では受精卵を迎えるために、毎月内膜を厚くして待っています。受精卵がこない場合には厚くなった内膜が体外に剥がれ落ち(生理)また次の受精卵の為に厚くするという作業を繰り返しています。
しかしこの内膜の細胞が、本来あるべき場所(子宮の内側)ではなく、他の場所で、「増殖→剥離」という生理と同じ作業を繰り返してしまいます、これが子宮内膜症です。
また卵巣に起こった場合は「チョコレート嚢腫(のうしゅ)」という不妊症の原因にもなりかねない病気に発展することもあります。

症状

主な症状としては疼痛と不妊があります。疼痛には月経時の下腹部痛、腰痛、月経困難症、性交時痛、排便痛などがあり、重症の例では、不妊を伴うこともある。月経困難症は患者の多く(50%以上の人)が訴えています。 月経時痛がだんだんひどくなり、下腹部痛、腰痛は月経時以外でも自覚するようになります。それ以外にも性交痛、排便痛や膀胱病変があれば排尿痛をおこすこともあります。また、排卵時や生理前でも腹痛がおきたり、月経量が多いなどの症状があります。

東洋医学的に…

慢性的な下腹部の血の流れが悪いことにより起こる、「お血」というものが原因となリ、生理痛をひどくさせています。また、このお血の原因として冷えの問題が大きく影響をおよぼしています。 血流が悪くなることにより、肝の気の流れが悪くなり鬱滞状態となります(肝鬱)。このように血の流れと気の流れが悪くなること(気血両虚)により身体のバランスが崩れていきます。このような状態を長い間ほっておくと、病気として現れます。

治療法

鍼灸治療で血流循環の悪くなったことにより生じるお血を取り除き、腹部や腰部などに灸をすることにより、腹部を温め、冷えを取り除き、鍼灸治療で肝の気、腎の気などを補い、ホルモンのバランスを整え、症状を軽減させていきます。

治療穴

復溜、三陰交、中極、気海、次りょうなど 症状にあわせて治療をしていきます。

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